メルセデス・ベンツ「C200 4MATIC」など977台をリコール…走行不能に至るおそれ
メルセデス・ベンツは、トランスミッションの配線に不具合があり、最悪の場合、走行不能に至るおそれがあるとして、2023年9月28日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は2022年3月24日~2022年12月8日に輸入された977台。
今回リコールの対象となるのは、2022年3月24日~2022年12月8日に輸入された、メルセデス・ベンツ C200 4MATIC、メルセデス・ベンツ メルセデスAMGC43 4MATICの2車種977台。
不具合の箇所は、電気装置(トランスミッションの配線)。トランスミッションの配線において、配線の製造指示が不適切なため、設計上必要な長さ以上の長さがあり、配線が前輪のプロペラシャフトと干渉して被覆が摩滅し、短絡や断線が発生することがある。そのため、トランスミッションに関する警告灯が点灯し、最悪の場合、走行不能に至るおそれがあるとのこと。
これまでに、不具合、事故ともに起こっていない。ドイツ本社からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のトランスミッションの配線を点検し、プロペラシャフトと干渉している場合は配索を修正する。配線に損傷がある場合は修理を行う。
使用者にはダイレクトメールにて通知し、日整連発行の機関誌・自社ホームページに掲載する。