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キャタピラージャパン「キャタピラー 910」など957台をリコール…ハーネスや構造体が損傷するおそれ

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キャタピラージャパン「キャタピラー 910」など957台をリコール…ハーネスや構造体が損傷するおそれ

キャタピラージャパンは、「キャタピラー 910」など計3種のトランスミッションと車体フレームを締結するマウントボルトのトルクが不足しており、最悪の場合、ハーネスや構造体が損傷するおそれがあるとして、2023年9月29日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2021年3月17日~2023年3月16日に輸入された957台。

今回のリコールの対象となるのは、2021年3月17日~2023年3月16日に輸入された、キャタピラー 910、キャタピラー 914、キャタピラー 920の3車種957台。

不具合の発生箇所は、トランスミッション(分配機)マウント。ショベルローダのトランスミッションにおいて、トランスミッションと車体フレームを締結するマウントボルトのトルクが不足しているものがある。そのままの状態で使用を続けると、ナットが緩んで脱落し、トランスミッションが車体フレームに保持されなくなり異常振動を引き起こすほか、最悪の場合はハーネスや構造体が損傷するおそれがある。

これまでに不具合が2件発生しているが、事故は起こっていない。市場からの不具合報告により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のトランスミッションのマウントボルトのトルクを点検し、不足していた場合は適切なトルクで締め付ける。マウント部品の脱落が確認された場合は、それらを新たに取り付ける。

使用者にはダイレクトメールもしくは電話で通知する。改善実施済み車両には、キャブ後面ガラス左下もしくは左支柱下に、実施済みであることを示す旨のステッカーを貼付する。

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