フォルクスワーゲン「ベンテイガ W12」など474台をリコール…燃料装置に不具合、火災発生のおそれ
フォルクスワーゲングループジャパンは、燃料装置に不具合があり、最悪の場合、火災に至るおそれがあるとして、2023年10月5日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2016年1月12日~2023年7月4日に輸入された474台。
今回のリコールの対象となるのは、2016年1月12日~2023年7月4日に輸入されたベントレー ベンテイガ W12、ベントレー ベンテイガ W12 Speedの2車種474台。
不具合の箇所は、燃料装置(燃料供給モジュールのフランジ)。燃料装置の燃料タンクにある燃料供給モジュールにおいて、燃料供給モジュールフランジ部の部品設計が不適切なため、周囲の温度が高く、品質が悪い燃料を使用した際、過剰な電流が流れるとフランジ上部の電気コネクターが過熱し、フランジが溶損することがある。そのため、フランジの溶損箇所から少量の燃料が漏れ、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。本国からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のコネクター・ハーネス付き燃料供給モジュールのフランジを対策品に交換する。使用者にはダイレクトメールや電話、訪問等で通知するとともに、日整連発行の機関誌・自社ホームページにも掲載する。