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住友ゴム、EV路線バス向けダンロップ市販タイヤ「e. ENASAVE SP148」発売

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住友ゴム、EV路線バス向けダンロップ市販タイヤ「e. ENASAVE SP148」発売

住友ゴム工業は10月1日、DUNLOP(ダンロップ)ブランドから、国内メーカー初のEV路線バス向け市販タイヤ「e. ENASAVE SP148(イーエナセーブ エスピーイチヨンハチ)」を発売した。

同商品は、同社路線バス向け商品として史上最高レベルの低燃費(電費)性能を実現したEVバス向けリブタイヤ(※1)。国内でのEVバス導入の加速を受け、一回の充電で走行できる航続距離を伸ばすため、転がり抵抗を低減し電費を抑えることを目的に開発した。

タイヤの骨格形状を最適化することで総ゴム量を削減し軽量化したほか、ショルダー部のラグ溝(※2)を無くし剛性を確保することで、無駄な発熱を抑制。転がり抵抗係数を、従来汎用品DUNLOP「SP527」比で10%、汎用品DUNLOP「SP537」比で25%低減した。

EVのバッテリー搭載による車両の重量増に対応するため、リブ同士が支え合う高剛性トレッドパターンを採用。トレッド全体で摩耗エネルギーを分散することで、摩耗を抑制し、耐久性が向上した。

高剛性トレッドパターン
高剛性トレッドパターン

タイヤのセンター主溝には、排水性能の持続性を高める目的で開発された「フラスコグルーブ」を採用。従来では接地面の摩耗により溝面積が減ることで排水性能が低下するが、フラスコグルーブによって摩耗時に溝幅が広がることで排水性能の低下を抑制し、摩耗末期まで排水性能を維持するとしている。

新開発の「フラスコグルーブ」
新開発の「フラスコグルーブ」

サイドウォールのロゴには、住友ゴム独自の黒色デザイン技術「Nano Black(ナノブラック)」を採用。繊細な凹凸形状により光の反射を抑え、従来よりも高い黒色の再現を可能にした。

「Nano Black」を採用したデザイン
「Nano Black」を採用したデザイン

発売サイズは、「275/70R22.5」の1サイズ。価格はオープン。

※1:走行安定性・排水性・横滑りのしにくさに寄与する直線またはジグザグの連続した溝(リブパターン)をもつタイヤ
※2:タイヤの周方向に対してほぼ直角に刻んだ溝

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