ニッパツ、EV向け部品用金属基板工場を増設。生産能力を2.5倍に増強へ
日本発条(ニッパツ)は9月28日、電気自動車(EV)向け部品用の金属基板生産の能力増強に向けて、長野県・駒ヶ根工場に新生産棟を建設すると発表した。
EV向け金属基板に搭載した半導体を用いた制御の需要拡大を見込み、約100億円を投資して現工場の隣接地に新たに工場棟を建設。現時点で確定している受注増への対応を図ると共に、今後の更なる需要増については、改めて追加の設備投資を検討していく。
同社は2021年8月と2022年8月には既存生産棟の生産設備を刷新する設備投資を行い、2022年9月にはマレーシアでの金属基板生産能力の増強を実施した。今回の新生産棟建設により、同社のグローバル生産能力は、2021年度実績に対して約2.5倍近くまで向上する見込み。
新生産棟の床面積は、約1.3万平米。着工は2024年10月、稼働は2026年5月を予定している。