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メルセデス・ベンツ「S500 4MATIC」など5車種2,643台をリコール…電気装置に不具合、火災に至るおそれ

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メルセデス・ベンツ「S500 4MATIC」など5車種2,643台をリコール…電気装置に不具合、火災に至るおそれ

メルセデス・ベンツは、S500 4MATICなど5車種の電気装置に不具合があり、最悪の場合、火災に至るおそれがあるとして、2023年11月1日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2020年12月16日~2023年8月23日に輸入された2,643台。

今回リコールの対象となるのは、2020年12月16日~2023年8月23日に輸入された、S400d 4MATIC、S500 4MATIC、S580 4MATIC、メルセデス・マイバッハ S580 4MATIC、メルセデス・マイバッハ S680 4MATICの5車種2,643台。

不具合の箇所は、電気装置(配線)。トランクルーム内のアース配線において、製造時の締め付け作業が不適切なため、インシュレータが噛み込んだ状態でスタッドボルトに締め付けられているものがある。そのため、使用過程で緩みが発生して断線が生じ、横滑り防止装置(ESP)の作動が停止することがある。また、緩みにより電気抵抗が増加して発熱することで周囲の部品が溶損し、最悪の場合、火災に至るおそれがあるとのこと。

これまでに事故、不具合ともに発生していない。ドイツ本社からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のトランクルーム内のアース配線の締め付け状態を点検する。インシュレータの噛み込みがある場合はアース配線やスタッドボルト、ナットの接触面を点検し、インシュレータを修正したうえで規定トルクで締め付け直す。なお、接触面に損傷がある場合や、周囲に溶損がある場合は、関連する部品を新品に交換する。

使用者にはダイレクトメールにて通知し、日整連発行の機関誌と自社ホームページにも掲載する。

リコール等の情報一覧|メルセデス・ベンツ

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