スバル「レヴォーグ」など2車種約1.3万台をリコール…始動不良や後退灯不点灯に至るおそれ
SUBARU(スバル)は、レヴォーグなど2車種の動力伝達装置に不具合があり、始動不良や後退灯不点灯に至るおそれがあるとして、2023年11月9日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2021年2月8日~2021年7月1日に製造された13,068台と、2020年11月5日~2021年6月3日に交換用修理部品として出荷し、組付けられた可能性がある車両が特定できたものの一部。
今回リコールの対象となるのは、以下の通り。
・2021年2月8日~2021年7月1日に製造されたレヴォーグ、フォレスターの2車種13,068台
・2020年11月5日~2021年6月3日に交換用修理部品として出荷し、組み付けられた可能性がある車両が特定できたレヴォーグ、フォレスターの2車種6台
不具合の箇所は、動力伝達装置(インヒビタスイッチ)。シフトレンジの位置を検知するインヒビタスイッチの製造工程において、溶着治具の交換基準が不適切であったため、溶着が不十分となり、シール性が不足しているものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けるとスイッチ内部へ水分が浸入することで接触不良が発生し、始動不良や後退灯不点灯に至るおそれがあるとのこと。
これまでに不具合が6件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のインヒビタスイッチを良品に交換する。
使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連発行の機関誌・自社ホームページにも掲載する。