トヨタ「クラウンクロスオーバー」「クラウンスポーツ」、自動車アセスメント「自動車安全性能2023」でファイブスター賞
国土交通省とナスバ(自動車事故対策機構)は10月31日、車の安全性能を評価・公表する「自動車アセスメント」において、トヨタ自動車の「クラウンクロスオーバー」「クラウンスポーツ」が、最高評価にあたるファイブスター賞を受賞したと発表した。
クラウンクロスオーバー・クラウンスポーツが自動車アセスメントにおいて、最高評価にあたるファイブスター賞を受賞した主な評価ポイントは以下の2点。
・予防安全性能評価、衝突安全性能評価共に最高の「Aランク」を獲得
・事故発生時にエアバッグ展開と連動し、専門のオペレータを通じて自動通報する「事故自動通報装置」を装備
予防安全性能評価は、最高評価のAランク(100%、89.00点 / 89点)を獲得。自動車が交差点右折時に直進してくる対向車や、交差点へ進入する際に交差する車両・自動二輪車を検出、ブザーと表示で衝突の可能性を知らせると同時に、プリクラッシュブレーキを作動、衝突回避や被害軽減をサポートするなど、複数の予防安全システムをパッケージ化して標準装備。踏み間違いなどによる衝突被害の軽減に寄与する踏み間違い時加速抑制装置は、歩行者や自転車を検知して加速抑制する低速時加速抑制機能を追加するなど、支援範囲を拡大した。
衝突安全性能も同じく最高評価のAランク(91%、91.39点 / 100 点)を獲得。7つのSRSエアバッグ、全方位コンパティビリティボディ構造で、衝突時の乗員の傷害低減に貢献。歩行者との衝突時には、歩行者の衝撃を緩和する歩行者傷害軽減ボディ構造に加え、フード後方を瞬時に持ち上げフード下の空間を広げることで、歩行者の頭部への衝撃を緩和するポップアップフードを採用した。
事故自動緊急通報装置の評価は、先進型100%(8 / 8点)と満点を獲得。事故時にエアバッグが展開した場合、自動でオペレータに接続して救援機関に通報するための車載通信機を標準装備。車両データから重傷確率を推定してドクターヘリの出動を要請する先進事故自動通報システムにも対応している。
ナスバは、公式YouTubeチャンネルで試験映像を公開中。