BMW「740d xDrive」など3車種23台をリコール…シートの安全性を欠き、運転姿勢が保持できなくなるおそれ
ビー・エム・ダブリュー(BMW)は、740d xDriveなど3車種の運転席及び助手席のシート位置調整フレームに不備があり、シートの安全性を欠き、運転姿勢が保持できなくなるおそれがあるとして、2023年10月23日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年12月5日~2022年12月16日に輸入された23台。
今回リコールの対象となるのは、740i、BMW 740d xDrive、BMW i7 xDrive60の3車種23台。
不具合の箇所は、座席(シートフレーム)。運転席および助手席のシート位置調整フレームにおいて、シート位置固定用部品の溶接が不適切だったため、十分な強度で溶接されなかったものがあり、シート位置固定用部品の溶接部が衝撃により外れた際、シートに異音やガタつきが発生し、最悪の場合、シートの安定を欠いて運転姿勢が保持できなくなるおそれがあるという。
改善措置として、全車両のシート位置調整フレームを点検し、必要に応じて良品と交換する。作業完了車は、右フロントドアロアヒンジ取り付けボルト(下側)の頭に黄色ペンを塗布する。