BMW、新型「X2」発売。内外装を一新し、EVモデルも初投入
ビー・エム・ダブリュー(BMW)は10月25日、スポーツ・アクティビティ・クーペ(SAC)「BMW X2(エックスツー)」の新型モデルを発売した。
X2は2018年に初代モデルが発売され、今回の全面改良で2世代目となる。
外装と内装を一新。どの角度から見ても力強くもモダンで、シンプルながらも洗練されたデザインとしたという。BMWカーブド・ディスプレイの採用や、iDriveコントローラーの廃止など、ユーザーインターフェースにおいてもデジタル化を図った。
高効率ガソリン・エンジン搭載モデルの「BMW X2 xDrive20i」「BMW X2 M35i xDrive」のほか、電気自動車(EV)モデル「BMW iX2 xDrive30」を新たにラインアップ。X2シリーズにEVモデルが加わるのは初めて。
xDrive20iの最高出力は150kWで最大トルクは300Nm。M35i xDriveはMパフォーマンスモデルで、最高出力233kW・最大トルク400Nm。
xDrive30は、電気モーターを前輪および後輪に持つ4輪駆動モデルで、最高出力190PS(140kW)、最大トルク247kWを発揮する。システム・トータルでの最高出力は200kW、最大トルクは494Nm。ボディ床下に収納されているリチウム・イオン電池のバッテリー容量は66.5kWhで、1回の充電での走行可能距離は417-449km(ヨーロッパ仕様値)となる。
価格は、xDrive20iが628万円、M35i xDriveが810万円、xDrive30が742万円。納車は、xDrive20iは2024年第1四半期以降を、M35i xDriveとxDrive30は2024年第2四半期以降を予定している。
主な車両諸元(ヨーロッパ仕様値)
<BMW X2 xDrive20i>
サイズ:全長4,554mm×全幅1,845mm×全高1,575mm
ホイールベース:2,692mm
車両重量:1,690kg
排気量:1,998cc
直列4気筒ガソリン・エンジン
最高出力:150kW/5,000 rpm
最大トルク:300Nm/1,450-4,500rpm
<BMW X2 M35i xDrive>
サイズ:全長4,567mm×全幅1,845mm×全高1,575mm
ホイールベース:2,692mm
車両重量:1,770kg
排気量:1,998cc
直列4気筒ガソリン・エンジン
最高出力:233kW/5,750-6,500 rpm
最大トルク:400Nm/2,000-4,500rpm
<BMW iX2 xDrive30>
サイズ:全長4,554mm×全幅1,845mm×全高1,560mm
ホイールベース:2,690mm
車両重量:2,095kg
最高出力:200kW
最大トルク:494Nm
リチウム・イオン・バッテリー容量:232.0Ah/64.7kWh
一充電走行距離:417-449km