日本トレクス「トレクス」71台をリコール…走行不能になるおそれ
日本トレクスは、トレクスのサブフレームの強度設計が不適切なため、最悪の場合、走行不能になるおそれがあるとして、2023年11月23日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2010年3月24日~2013年8月26日に製造された71台。
不具合の箇所は、車体(サブフレーム)。粉粒体運搬セミトレーラのサブフレームにおいて、強度設計が不適切なため、サブフレーム構成部品に亀裂が生じることがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、亀裂が進行し、最悪の場合、破断して走行不能になるおそれがあるという。
これまでに不具合が19件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のサブフレームに以下のいずれかの補強部材を追加する。サブフレーム構成部品を点検し、亀裂のあるものは、溶接にて補修する。詳しい補強内容は以下の3点。
1.ボトム補強、タンク体サポート補強およびタンク体一体型補強
2.タンク体サポート補強およびタンク体一体型補強
3.タンク体一体型補強
必要に応じて軽量化対策を施す。
使用者にはダイレクトメールや電話、直接訪問で通知するとともに、自社ホームページと日整連の機関誌にも掲載する。改善実施済車には、車枠の車台番号付近にNo.5413のステッカーを貼付する。