MIHコンソーシアム、MモビリティにEVエコシステム技術ライセンス供与。グローバル市場に本格進出へ
台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業(フォックスコン)が主導するMIHコンソーシアムは10月26日、Mモビリティに初めて技術ライセンスを供与したことを発表した。
オープンプラットフォームによる電気自動車 (EV) エコシステムを構築するMIHコンソーシアムは、発足から2年で、「モジュラーと標準設計に焦点を当てたオープンプラットフォームの可能性を秘めたモデル」としてプロジェクトXコンセプトカーを導入した。
MIHコンソーシアムのCEOであるジャック・チェン氏は「Mモビリティとの連携は、MIHコンソーシアムのオープンプラットフォームの商用化における最初の大きなマイルストーンとなる」と述べている。
Mモビリティは台湾に本社を置くスタートアップ企業で、MIHコンソーシアムのプラットフォームをベースとしたビジネスサービスを目指し、EVの設計、システム開発、エネルギーや自動車のデータプラットフォームまでの一連のサービスを提供する。
デジタルトランスフォメーション、コンサルティング、ビジネスエンジニアリングのサービスを提供するインドのIT大手・テックマヒンドラの支援を受け、日本、インド、タイを皮切りに世界市場に照準を定めている。
今回の技術ライセンスの供与を通じて、Mモビリティは、アライアンスによって開発された技術を導入し、MIHコンソーシアは、EVの開発を加速するために、他の企業にも技術ライセンスを引き続き供与していくという。