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三重県の中山間地域で医療MaaSの実証実験。MONETらが参画

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三重県の中山間地域で医療MaaSの実証実験。MONETらが参画

MRTは10月27日から、三重県の中山間地域で「令和5年度 医療MaaS(中山間地域における住民の健康・生活を維持するモビリティサービス実装事業)」の実証実験を開始すると発表した。2024年1月末まで実施する。

MRTは、内閣府・総務省・経済産業省・国土交通省が連携して選定する令和5年度スマートシティ関連事業のうち、経済産業省「無人自動運転等のCASE対応に向けた実証・支援事業(地域新MaaS創出推進事業)」の実証事業に関わる受託事業者に選定されている。

今回の実証実験は、2021年度と2022年度に実施した「オンデマンド医療MaaS(Mobility as a Service)」の実証実験を踏まえたもので、オリエンタルコンサルタンツ、MONET Technologies、大日本印刷および三重広域連携スーパーシティ推進協議会と連携して実施する。

連携イメージ
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実証実験では、「医療MaaSの省人化・効率化(医療MaaSのさらなる深化)」および「車両を活用した中山間地での地域拠点形成」による公共交通の負担軽減や地域の賑わい等に新たな効果を見出だせるかを検証する。実装を視野に入れ、さまざまな用途や需要に応じて適した車両を選択することも目的とする。

「医療MaaSの省人化・効率化」については、過年度の実証実験の評価等を踏まえ、三重県大台町や近隣地域(自治体)をフィールドに、普通車の活用や機器の高度化、医師間連携の視点で検証する。

移動サービス×医療(医療MaaSのさらなる深化)
移動サービス×医療(医療MaaSのさらなる深化)

「車両を活用した中山間地での地域拠点形成」については、三重県度会町をフィールドに、中山間地近くの公共施設等を地域拠点として実施。現状中心市街地まで走らせている公共交通機関の代替として、買い物、医療など生活に必要なサービスを集め、地域拠点への移動をサポートすることで、地域の賑わいの創造と公共交通の再構築の可能性を検証する。

移動サービス×地域サービス拠点(中山間地域の移動課題解消)
移動サービス×地域サービス拠点(中山間地域の移動課題解消)

車両は、MONETが展開している「トヨタ ハイエースワゴン グランドキャビン」をベースにしたマルチタスク車両を医療MaaS向けに架装して利用する。

外観
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内観
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2024年1月からは、マルチタスク車両のラインアップに新たに加わる日野自動車の小型BEV(Battery Electric Vehicle)トラック「日野デュトロ Z(ズィー) EV」のウォークスルーバン仕様の車両を利用する。

外観
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内観
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これらの新たなモビリティサービスが、過疎化や高齢化などが進む地域の医療・生活・交通関連の地域課題の解決や、持続可能な施策の社会実装につながり、地域住民のインフラとしての役割を担うサービスになることを目指すとしている。

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