トライアンフ「ロケット 3R」など4車種587台をリコール…リヤブレーキが効かなくなるおそれ
トライアンフモーターサイクルズジャパンは、ロケット 3Rなど4車種のリヤブレーキマスターシリンダーに不具合があり、最悪の場合、ブレーキペダルを最大に踏んでもリヤブレーキが効かなくなるおそれがあるとして、2023年12月20日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2019年10月8日~2023年8月29日に製造された587台。
今回リコールの対象となるのは、2019年10月8日~2023年8月29日に製造された、ロケット 3R、ロケット TFC、ロケット 3GT、ロケット GTの4車種587台。
不具合の箇所は、リヤブレーキマスターシリンダー。リヤブレーキマスターシリンダーにおいて、ピストン径の設計が不適切なため、使用過程においてブレーキフルードが劣化しベーパーロックが発生した際、ブレーキペダルのストロークが大きくなる。そのため、ブレーキペダルを最大に踏んだ場合でも、最悪の場合、リヤブレーキが効かなくなるおそれがあるという。
これまでに不具合が2件発生しているが、事故は起きていない。社内からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のリヤブレーキマスターシリンダーを対策品に交換する。
使用者にはダイレクトメールおよび販売店から電話にて通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。