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メルセデス・ベンツ「メルセデス AMG SL63 4MATIC+」143台をリコール…始動不良やエンジンストール、火災に至るおそれ

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メルセデス・ベンツ「メルセデス AMG SL63 4MATIC+」143台をリコール…始動不良やエンジンストール、火災に至るおそれ

メルセデス・ベンツ日本は、メルセデス AMG SL63 4MATIC+の電源配線の配策設計が不適切なため、始動不良やエンジンストールが発生するほか、最悪の場合、火災に至るおそれがあるとして、2023年12月13日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2023年3月29日~2023年8月24日に輸入された143台。

不具合の箇所は、電源装置(電源配線)。スタータとオルタネータの各配線において、配索設計が不適切なため、配線が前輪のプロペラシャフトと干渉して被覆が摩滅し、短絡が発生することがある。そのため、始動不良やエンジンストールが発生するほか、大電流が流れて発熱することで周囲の部品が溶損し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。

これまでに不具合、事故ともに発生していない。ドイツ本社からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のスタータとオルタネータの各配線を点検し、配索を修正する。なお、配線に損傷がある場合は、修理する。

使用者にはダイレクトメールで通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。

リコール等の情報一覧|メルセデス・ベンツ

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