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ホンダ、ミニバン「オデッセイ」を一部改良。内外装を黒で統一した新タイプも追加

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ホンダ、ミニバン「オデッセイ」を一部改良。内外装を黒で統一した新タイプも追加

本田技研工業(ホンダ)は12月7日、ミニバン「ODYSSEY(オデッセイ)」を一部改良し、新たに「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION(イーエイチイーブイ アブソルート イーエックス ブラックエディション)」を設定したと発表した。発売は12月8日。

オデッセイは、1994年に初代モデルが発表された乗用車で、ワンボックスカーの空間の使いやすさ、セダンの乗り心地の良さ、ハイレベルの安全性能の3つをテーマに開発された。現行モデルは2013年に発表した5代目で、2020年にマイナーモデルチェンジしエクステリアデザインなどを刷新している。

今回の一部改良では、新デザインのフロントグリルを採用。グリルの開口部を拡大することによってワイド感を強調し、水平基調の5本メッキバーに突起状のデザインを組み合わせることで高級感を高めた。Hondaのエンブレムをより前方に配置することでフロント部の突き出し、迫力と重厚感を感じさせるデザインを採用した。

車内のユーティリティでは全タイプの2列目に4ウェイパワーシートを採用。オットマンとリクライニングの操作を新たに電動化することで、細やかな調節が可能となり快適性を高めた。2列目シートには、シートヒーター、折りたたみ式のセンターテーブル、ミニテーブル付きのアームレスト、シート足元にはUSBチャージャー(Type-C)を全タイプに標準装備。3列目シートは、前モデル同様に全タイプに床下格納シートを採用し、大容量の荷室空間と利便性の両立を図っている。

走行性能では、減速セレクターを新たに設定。アクセルオフ時の減速の調節が可能となり、下り坂での走行や、前走車との車間距離の調整などに活用できる。オデッセイとして初めて、指一本でスムーズなシフト操作ができるエレクトリックギアセレクターが採用された。

安全機能は、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」(※1)に、新たに近距離衝突軽減ブレーキ、オートハイビーム、急アクセル抑制機能(※2)を追加し、フロントカメラの広角化を図ることで、さまざまなシーンで運転をサポート。フロントカメラ広角化により衝突軽減ブレーキの検知対象が拡大し、新たに交差車両、右折時の対向車、横断自転車、二輪車、夜間の歩行者の検知が可能となった。

今回、新たに設定されたe:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITIONは、ブラックを基調とした最上級モデル。ブラッククロームメッキのフロントグリル、ブラックスモークレンズのリアコンビランプ、マットベルリナブラックの18インチアルミホイール、ブラックのルーフ/ピラーライニングなど、内外装の随所にブラック加飾を取り入れた。

価格は、480万400円~516万4,500円。合計販売台数は月販1,000台を見込んでいる。

※1:Honda SENSINGは、ドライバーの運転支援機能のため、各機能の能力(認識能力・制御能力)には限界がある。
※2:工場出荷時は機能オフの設定。オンにするには別途販売会社の専用機器によるセッティング作業が必要。別途セットアップ費用(ディーラーオプション)が必要となる。

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