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ルノー「カングー」、仏モブージュ工場で生産400万台を達成。初代登場から25年

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ルノー「カングー」、仏モブージュ工場で生産400万台を達成。初代登場から25年

ルノー・ジャポンは12月21日、仏モブージュ工場における「カングー」の生産が400万台を達成したと発表した。

初代カングーは、 1997年に同工場の組立ラインから出荷された。25年間で、世界50カ国で440万台以上が販売され、そのうち400万台が同工場で作られた。アルゼンチンでも、南米市場向けに25年間生産されている。

同工場では、内燃エンジン搭載モデルと100%電動モデルの全モデルが生産されており、電動モデルのバッテリーも工場の敷地内で組み立てられている。電気自動車(EV)の「カングー E-TECH」は、2011年以降ヨーロッパで10万台以上が販売されている。

400万台目はカングー E-TECHで、12月14日にフランスの郵便事業者であるラ・ポストに納車された。

同局は、1904年からEVを使用し、1世紀以上に渡りフランス国内の郵便配達にルノーの小型商用車を使用してきた。1980年代にルノー エクスプレスのEVプログラムに加わり、2011年からはカングー Z.E. をはじめとするEVを最も多く保有し利用する事業者だという。

同局の郵便車に使用された黄色のボディカラーは、日本で特に人気があり、2015年には「ラ・ポスト」というモデルが150台限定で販売された。

ルノーLCV部門上級副社長のハインツ・ユルゲン・レーヴ氏は「長年の顧客であるラ・ポストに、モブージュ工場で生産された400万台目のルノー カングーの鍵を贈呈できたことは大変光栄。両社の協力関係が100年以上も前に始まったと伝られるのは、大きな誇りだ」とコメントしている。

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