トヨタ、新型「クラウンスポーツ」のPHEVを発売。航続距離は1,200km以上
トヨタ自動車は12月19日、新型「クラウンスポーツ」のプラグインハイブリッド車(PHEV)を発売した。
現行モデルで16代目となる「クラウン」は、2022年のワールドプレミアで「クロスオーバー」「スポーツ」「セダン」「エステート」の4タイプを発表。クラウンスポーツは昨年11月にハイブリッド車(HEV)を発売した。
今回新設定したPHEVは、クラウンスポーツが追求する「楽しい走り」をさらに高めるため、出力密度の高い駆動用モーターを搭載。システム最高出力は社内算定値で225kW(306PS)に達し、モーターを最大限活用することでシームレスかつ力強い加速を目指した。
プラグインハイブリッドシステムが生み出すパワーは、「E-Four(電気式4WDシステム)」によって四輪に分配。降雪時や雨天時、コーナリングでも、安定した走行ができる。
大容量リチウムイオン電池は、車体中央の床下に配置。満充電状態でEV走行距離は90km(※1)を、ハイブリッド燃費は20.3km/L(※2)を達成している。ガソリンタンク容量は55Lを確保し、航続距離は1,200km以上(※3)を実現している。
エクステリアは、21インチ大径広幅タイヤとマットブラック塗装を施した専用アルミホイール。特徴的なトリプルスポークと細いレイヤースポークで、プレミアムでスポーティな意匠をより強調した。
インテリアは、「ブラック」と「センシュアルレッド」を運転席と助手席で左右非対称に配色。運転への高揚感を高め、個性とスポーティさを演出したという。シートは新開発の光輝材を入れた表皮を組み合わせることで強い陰影と鮮やかな発色を両立。フロントとリヤ席のシートベルトにも赤色を採用した。
価格は、765万円。販売台数は月販300台を見込んでいる。
※1:WLTCモード・充電電力使用時走行距離。国土交通省審査値。エンジン、駆動用バッテリーの状態、エアコンの使用状況や運転方法(所定の車速を超える)などによっては、バッテリー残量に関わらずEV走行が解除されエンジンが作動する
※2:国土交通省審査値。WLTCモードは市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード
※3:国土交通省審査値(WLTCモード)より単純計算にて算出した目安。計算例として、EV走行概算値90km+(ハイブリッド燃料消費率20.3km/L×燃料タンク容量55L)=1,206km