ヒョンデ、日本で2車種目のEVとなる新型コンパクトSUV「KONA」を販売開始
Hyundai Mobility Japan(ヒョンデ)は10月30日、新型電気自動車(EV)「KONA(コナ)」の日本国内での販売を11月1日から開始すると発表した。
KONAは、「マルチプレイヤー」をテーマにしたコンパクトSUV。日常のシーンで使い勝手の良いスペースユーティリティと、EVを蓄電池として利用できるV2L/V2Hをはじめとした利便性が高い機能を装備している。同社が日本で展開する2車種目のEVとなる。
駆動用バッテリーの容量に応じて、一充電走行距離(※)が456kmの48.6kWhバッテリーと541km~625kmの64.8kWhバッテリーの2種類を用意し、グレードを分けて販売する。搭載バッテリーは車内外で電気機器が使用可能なV2L(外部給電機能)により、アウトドアから車内でのビジネス用途までフレキシブルに利用できる。充電に際しては、充電ステーション到着前に加温もしくは冷却し、バッテリー温度を最適化し、充電時間を短縮する「バッテリー・プリコンディショニング2」を初採用した。
ストップ&ゴーの多い日本の交通事情に合わせ、アクセルレスポンスを最適化しているほか、ドライバーの好みや走行シーンに応じて、ECO/NORMAL/SPORT/SNOWの4パターンに制御できるドライブモードセレクト(DMS)を全車に採用している。
機能装備は、ナビゲーションにAR機能を搭載。ディスプレイに映るフロントカメラ映像に、車線や矢印等のAR効果を表示し、行先を分かりやすく案内する。車両の走行情報や電費情報、近隣の充電ステーションや走行可能エリア表示など、EVならではの便利な専用コンテンツを採用している。
運転支援装備は、GPSと地図データをスムーズに組み合わせて、前方の道路状況に合わせた運転支援をする「ナビゲーションベーススマートクルーズコントロール」、車両の後退中に左右から接近する車両を検知し警告する「リヤクロストラフィックアボイダンスアシスト」などを標準装備。上位グレードでは「前方衝突防止アシスト」なども装備する。
グレードは48.6kWhバッテリーを搭載する「Casual」と、64.8kWhバッテリーを搭載する「Voyage」「Lounge」「Lounge Two-tone」を設定する。
価格は、Casualが399万3,000円、Voyageは452万1,000円、LoungeとLounge Two-toneは489万5,000円。
※WLTCモード。一部テスト車両は、日本導入仕様と細部が異なるため、数値は参考値。