積水樹脂、広島県呉市の自動運転車両走行実験にスマート道路鋲とLED表示板を提供
積水樹脂は1月17日、広島県呉市で18日から実施する「次世代モビリティ導入に向けた交通社会実験」に、トヨタ自動車らと共同開発した「スマート道路鋲」と「LED表示板(オプトマーカー)」を提供すると発表した。
同実験では、呉駅(広島県呉市宝町)と商店街「れんがどおり」を結ぶ約2kmのルートを自動運転車両が運行。その中で、れんがどおりのような歩車混在空間で自動運転車両接近時における路側からの歩行者に対する注意喚起の実証実験が行われる。
同社は、トヨタ自動車と光波と共同で開発したスマート道路鋲とLED表示板を提供し、車両や歩行者に対して安全運転や安全歩行を支援する。
道路鋲の従来製品は薄暮から夜間時に単色発光するのに対し、今回開発した試作品は、自動運転車両の接近と連動して発光。昼夜問わずフルカラーで発光し、歩行者に対し注意喚起を行う。
LED表示板は、自動運転車両の接近と連動して点滅表示とスクロール表示で注意喚起を行う。
これらの試作品により、歩行者が車両の接近状況や状態を直感的に理解できるようになり、歩行者に安全な場所へのスムーズな移動を喚起することで、自動運転車両の安全な走行を支援するという。
実験は21日まで。