テスラ「Model S」など2車種210台をリコール…ドアラッチに不具合、扉が開くおそれ
テスラモーターズジャパンは、ドアラッチの作動の制御プログラムに不具合があり、衝撃時にドアラッチの保持機能が解除され、最悪の場合、扉が開くおそれがあるとして、2024年1月15日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2023年6月10日~2023年10月29日に製造された210台。
今回リコールの対象となるのは、2023年6月10日~2023年10月29日に製造されたModel S、Model Xの2車種210台。
不具合の箇所は、乗降口(ドアラッチ)。ドアラッチにおいて、作動の制御プログラムが不適切なため、衝突時等の衝撃で発生する電気的なノイズによって、ドアラッチアクチュエータが誤作動することがある。そのため、衝撃時にドアラッチの保持機能が解除され、最悪の場合、扉が開くおそれがあるという。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。アメリカ本国メーカーからの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両に対策がなされたプログラムの配信を行う。
使用者にはe-mailまたは電話等で通知し、日整連の機関誌にも掲載する。改善実施済車は、ソフトウェアバージョンが2023.44.30か、それ以降であるかにより識別する。