ヤマハ「XJR1300」3台をリコール…走行中エンストに至るおそれ
ヤマハ発動機は、XJR1300の燃料ポンプに不具合があり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあるとして、2024年1月26日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2006年11月15日~2007年9月5日に製造された3台と、交換修理用部品として出荷し、組み付けられた車両が特定できないものの一部。
今回リコールの対象となるのは以下の通り。
・2006年11月15日~2007年9月5日に製造された3台
・2017年7月3日~2020年11月22日に交換修理用部品の燃料ポンプアセンブリとして出荷し、組み付けられた車両が特定できないもの209個
不具合の箇所は、燃料装置(燃料ポンプ)。交換修理用部品の燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。そのため、インペラがポンプカバーと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあるという。
これまでに不具合が4件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の燃料ポンプアセンブリを対策品と交換する。
使用者には交換修理用部品として出荷し、組み付けられた車両を追跡調査・特定のうえ、その使用者に対して改修等を行うとともに、日整連発行の機関誌と自社ホームページにも記載する。