メルセデス・ベンツ「A200d」など11車種約2.2万台をリコール…排出ガスが基準値を超えるおそれ
メルセデス・ベンツ日本は、A200dなど11車種のエンジンコントロールユニットに不具合があり、エンジン警告灯が正しく点灯せず、最悪の場合、排出ガスが基準値を超えるおそれがあるとして、2024年2月8日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2018年7月24日~2022年5月9日に輸入された22,659台。
今回リコールの対象となるのは、2018年7月24日~2022年5月9日に輸入された以下の11車種22,659台。
・A200d
・A200d セダン
・B200d
・CLA200d
・CLA200d シューティングブレーク
・GLA200d 4MATIC
・GLB200d
・GLB200d 4MATIC
・E220d
・E350de
・S400d 4MATIC
不具合の発生箇所は、原動機(エンジンコントロールユニット)。エンジンコントロールユニットの故障診断プログラムが不適切なため、空気流量計や低圧排気ガス循環バルブが故障した際に、エンジン警告灯(MIL)が正しく点灯しないことがある。そのため、故障時の制御が行われないことで、最悪の場合、排出ガスが基準値を超えるおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。ドイツ本社からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のエンジンコントロールユニットの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。
使用者にはダイレクトメールにて通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。