モネ・テクノロジーズ、北海道三笠市の「移動市役所」に車両提供
MONET Technologies(モネ・テクノロジーズ)は2月14日、北海道の三笠市が3月1日より実施する行政MaaS事業「移動市役所」の本格運用に協力し、同社のマルチタスク車両を提供すると発表した。
同事業は、「デジタル田園都市国家構想交付金(デジタル実装タイプ)」の「マイナンバーカード横展開事例創出型(通称:TYPE-X)」を活用した取り組みの一環。マイナンバーカードを活用した行政MaaSの事例は北海道では初めてとなる。
同事業では、同社のマルチタスク車両を、三笠市の市民の相談窓口となる「移動市役所」として活用。マイナンバーカードによる本人確認を通して各種証明書の発行などを行う。災害発生時には、同車両が避難所などに出向き、J-LIS(地方公共団体情報システム機構)の被災者登録システムを利用して、マイナンバーカードによる被災者名簿の登録や罹災証明手続きなどを行う窓口として活用するという。
三笠市は同事業を通じて、行政サービスの向上と災害発生時の迅速な対応の強化を図る。