ヤンマー「YH6135」など2車種109台をリコール…走行不能になるおそれ
ヤンマーアグリは、YH6135など2車種の走行テンションばねと走行テンションアームボルトに不具合があり、最悪の場合、走行不能になるおそれがあるとして、2024年2月22日に国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2023年2月14日~2023年9月5日に製造された109台。
今回リコールの対象となるのは、2023年2月14日~2023年9月5日に製造されたYH6135、YH7135の2車種109台。
不具合の箇所は、動力伝達装置(走行テンションばねと走行テンションアームボルト)。刈取脱穀作業車の走行テンションの設計段階評価が不十分なため、走行テンションバネと走行テンションアームボルトの強度が不足している。そのままの状態で使用を続けると、繰り返し高応力がかかり、最悪の場合、当該品が破損し、走行できなくなるおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。海外市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の走行テンション関連部品を対策品に交換する。
使用者には、ユーザーを把握しているため直接電話等で通知する。改善実施済車には、機体右側面下部に貼付されているシリアルナンバーラベルの横に、No.5454のステッカーを貼付する。