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エリア定額乗り放題オンデマンド型交通「mobi」が宮城県利府町でサービス開始 

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エリア定額乗り放題オンデマンド型交通「mobi」が宮城県利府町でサービス開始 

AIオンデマンド交通「mobi」が11月27日から、宮城県利府町でサービスを開始する。

mobiは、KDDIとWILLERの合弁会社WILLER MARKETINGが運営する定額制のオンデマンド型交通サービス。アプリや電話で呼ぶことができ、ユーザーは出発地と目的地をリクエストでき、エリア内を自由に移動できる。定額料金のため経済的ストレスがなく、通勤通学、子供の送迎、買い物、家族での外出などで活用できる。

利府町は、人口約3万6千人で高齢化が進む中、路線バスや町民バスの便数が限られており、自動車移動ができない高齢者に対して、ファースト・ラストワンマイルの移動手段の確保が求められている。駅や病院、買い物施設などがある中心市街地と居住エリアが離れており、徒歩や自転車での移動が容易にできないため、マイカー依存が恒常化しているという課題がある。

利府町は、国土交通省の「令和5年度 共創モデル実証プロジェクト」に採択され、利府町版mobiプロジェクト推進協議会を設立。町で掲げる将来像「もっと先へ、チャレンジ利府!~みんなの夢がかなうまち~」の実現に向け、同事業により、既存の公共交通はもとより、地域の事業者間で連携しながら高齢者、若者、子育て世代などに寄り添う交通サービスの提供を目指している。

同サービスの提供エリアは利府町エリア。乗降場所は、サービス開始時点で197カ所。8時から19時まで利用可能で、12人乗車できるワンボックス車両を使用する。

料金プランは、「定額乗り放題プラン(30日間5,000円)」のほか、「回数券プラン(30日間・6回 1,500円)や、「ワンタイムプラン(1乗車300円・小学生は150円)」も用意する。

運行はミヤコーバスが行い、アプリサービスはCommunity Mobilityが提供する。

運行期間は2024年3月31日まで。

「mobi」公式サイト

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