パソナグループ、「空飛ぶクルマ」有人飛行実証を淡路市で開催へ
パソナグループは3月5日、淡路市の「夢舞台サスティナブル・パーク」で、「空飛ぶクルマ」による無操縦者航空機での有人飛行実証を3月10日に行うと発表した。
パソナグループは地方創生への取り組みとして、2008年から兵庫県淡路島で人材誘致などによる独自の地域活性事業に取り組んでいる。
今回の実証は、中国の自律飛行型航空機などを開発するメーカー・E-hang(イーハン)社製の機体(EH216)を用い、空飛ぶクルマの社会実装に向けた飛行安全性の技術的検証を行う。空飛ぶクルマとは、電動化、自動化といった航空技術や垂直離着陸などの運行形態による空の移動手段で、2025年大阪・関西万博での実用化を目指している。屋外スペースでパイロットが搭乗せず、検査員のみが搭乗して、遠隔操作で空飛ぶクルマを飛行させるのは、関西圏で初めての取り組みとなる。
当日は、駐機中の機体への試乗体験や写真撮影ができるほか、空飛ぶクルマに関するグッズ販売やパネルの展示も予定している。
パソナグループは、同実証を通して、淡路市における新産業の創出や未来の観光インフラ構築、災害現場での実用化を目指す。
実施時間は14時〜15時。天候や機体の状況により、飛行スケジュールは変更または中止になる可能性がある。