メルセデス・ベンツ「E350de」82台をリコール…排出ガス性能が悪化するおそれ
メルセデス・ベンツ日本は、E350deのエアコンコントロールユニットに不具合があり、最悪の場合、排出ガス性能が悪化するおそれがあるとして、2024年2月8日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は2019年8月20日~2021年3月22日に輸入された82台。
不具合の箇所は、電気装置(エアコンコントロールユニット)。低圧EGRの冷却経路を切り替えるバルブの制御プログラムが不適切なため、冷却が行えず、低圧EGR内のガス温度が下がらない。その結果、エンジン故障を検知してエンジン警告灯(MIL)が点灯することがあり、最悪の場合、排出ガス性能が悪化するおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。ドイツ本社からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のエアコンコントロールユニットの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。
使用者にはダイレクトメールにて通知し、自社ホームページにも掲載する。