ボルボ「XC90」69台をリコール…乗員を拘束できなくなるおそれ
ボルボ・カー・ジャパンは、XC90の2列目シートのシートベルトおよびバックルのアンカーボルトに不具合があり、最悪の場合、ボルトが緩み、乗員を拘束できなくなるおそれがあるとして、2024年2月8日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2016年2月8日~2023年7月28日に輸入された69台。
不具合の箇所は、座席ベルト(バックル、アンカー取り付け部) 。2列目シートのシートベルトおよびバックルのアンカーボルトの生産工程管理が不適切なため、正規トルクで締め付けされていないものがある。そのまま使用を続けると、最悪の場合、ボルトが緩み、乗員を拘束できなくなるおそれがある。
これまでに不具合・事故ともに発生していない。スウェーデン本国からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の2列目シートのシートベルトおよびバックルのアンカーボルトを正規トルク値で締め付ける。
使用者にはダイレクトメールまたは電話等で通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。