コマツ「WA470-10」51台をリコール…作動油が漏れるおそれ
小松製作所(コマツ)は、ショベル・ローダのWA470-10の油圧配管に不具合があり、亀裂が生じて作動油が著しく漏れるおそれがあるとして、2024年2月13日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2019年6月20日~2023年10月27日に製造された51台。
不具合の箇所は、油圧配管。
油圧配管のエルボやブラケットの強度検討が不十分なため、トランスミッションの振動と共振して、油圧配管に亀裂が生じることがある。そのまま使用を続けると、エルボに生じた亀裂から作動油が漏れる、またはブラケットが折損して油圧配管が固定できなくなり、最悪の場合、油圧配管に亀裂が生じて作動油が著しく漏れるおそれがある。
改善措置として、全車両のエルボおよびブラケットを対策品に交換する。部品が折損していた場合は、油圧チューブを新品に交換する。
使用者には直接電話またはダイレクトメール等で通知し、自社ホームページにも掲載する。