日野自動車、大型観光バス「日野セレガ」を一部改良。安全性能を向上

前回の2019年の改良では、ドライバーの異常な状態を自動検知する「ドライバー異常時対応システム（EDSS：Emergency Driving Stop System）」や、ミリ波レーダーで先行車を検出し車間距離維持や追従停車・発進する「スキャニングクルーズⅢ」、ヘッドランプのハイビーム・ロービームを自動で切り替える「オートマチックハイビーム」などを標準装備していた。

今回の改良では、安全運転をサポートする各種装置の性能向上を施した。走行車線の左右白線をカメラで検知し、ステアリング操作を電動アシスト制御して車線の逸脱を防ぐ「レーンキーピングアシスト（LKA）」の装備、昼夜の歩行者や自転車運転者を検知し車両の衝突や追突事故の抑制を図る「プリクラッシュセーフティシステム（PCS）」の作動条件拡大、ドライバー異常時対応システムに車線内停止機能の追加などのほか、国土交通省が定めた後退時車両直後確認装置の設置義務化への法規対応として、バックカメラ・モニターの装置変更を行った。これらの機能は全て標準装備となる。

乗車定員は62人。価格は4,545万6,400円。