三菱ふそう「ふそうスーパーグレート」など2車種679台を自主改善…ボルトが脱落するおそれ
三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は、ふそうスーパーグレートなど2車種のキャブボトムブラケットに不具合があり、そのまま走行を続けると取付ボルトが脱落するおそれがあるとして、2024年4月4日、国土交通省に自主改善の実施を届け出た。対象数は、2022年10月18日~2022年12月27日に製造された679台と、製造後の修理時に対象となる部品が組み付けられた車両の一部。
自主改善の対象となるのは、以下の通り。
・2022年10月18日~2022年12月27日に製造されたふそうスーパーグレート、ふそうファイターの2車種679台
・製造後の修理時に対象となる部品が組み付けられたふそうスーパーグレート、ふそうファイターの2車種3台
不具合の箇所は、車体装置(キャブボトムブラケット)。キャブボトムブラケット(※1)の取付ボルトの締め付けが不適切なため、そのままの状態で使用を続けると、ボルトが脱落するおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。社内情報により発覚し、改善対策を届け出た。改善措置として、全車両のキャブボトムブラケットの取付ボルトを規定トルクで締め付ける。使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。
※1:キャブボトムブラケット:キャブブリッジ側の緩衝用ゴム(バッファーラバー)が着座する金具