タダノ「GR-250N-5」など6車種342台をリコール…シートにガタつきが発生するおそれ
タダノは、GR-250N-5など6車種のシートアジャスタに不具合があり、そのまま使用を続けると走行振動等によってボルトが外れ、シートにガタつきが発生するおそれがあるとして、2024年4月5日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2023年6月16日~2024年2月20日に製造された342台。
今回リコールの対象となるのは、2023年6月16日~2024年2月20日に製造されたタダノ GR-250N-5、GR-700N-2、GR-1000N-1、GR-600N-3、eGR-250N-1、コベルコ RK700-3の6車種342台。
不具合の箇所は、座席(シートアジャスタ)。
ホイールクレーンの座席組立作業が不適切なため、ボルトの締付トルクが不足しているものがある。その結果、そのままの状態で使用を続けると、走行振動等によりボルトが外れ、シートにガタつきが発生するおそれがある。
これまでに不具合が3件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のボルトを点検し、規定トルクで締め付けを行う。
使用者には直接電話またはダイレクトメール等で通知し、自社ホームページにも掲載する。改善実施済車は、ボルトに黒色ペイントを行う。