フォルクスワーゲン「T-ROC 1.5/110kW」など2車種4台をリコール…走行不能になるおそれ
フォルクスワーゲングループジャパンは、T-ROC 1.5/110kWなど2車種のドライブシャフトに不具合があり、最悪の場合、締結ボルトがすべて脱落し、走行不能になるおそれがあるとして、2024年3月7日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2023年11月17日~12月20日に輸入された4台。
今回リコールの対象となるのは、2023年11月17日~12月20日に輸入されたT-ROC 1.5/110kW、T-ROC R 2.0/221kWの2車種4台。
不具合の箇所は、動力伝達装置(ドライブシャフト)。
ドライブシャフトにおいて、生産工場の組み付け作業指示が不適切であったため、ギヤボックスから動力を伝達する継ぎ手の締結ボルトが規定トルクで締め付けられていないものがある。その結果、締結ボルトが緩み、最悪の場合、すべて脱落し車輪に動力が伝達できなくなり、走行不能になるおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。本社からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の締結ボルトを点検し、規定トルクで締め付けを行う。
使用者にはダイレクトメール、電話および電子メール等で通知し、自社ホームページにも掲載する。