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ビッグモーター事件はなぜここまで“黙殺”されたのか|不正発覚からまもなく1年。再発防止のキーワードは「透明性」

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ビッグモーター事件はなぜここまで“黙殺”されたのか|不正発覚からまもなく1年。再発防止のキーワードは「透明性」
BIG MOTOR

中古車業界に大きな衝撃を与えたビッグモーター。一連の騒動が明るみに出てから、まもなく1年となる。関係各所はもとより、同業他社にも波及したこの問題だが、あまりクローズアップされなかった点もあったように思う。それが整備の透明性だ。

筆者はもともと整備士として民間車検場に勤務していた経験がある。だからこそ、ビッグモーターの問題を受けて、整備の業界には透明性が必要だと考えた。今回のような問題を起こさないためにも、元整備士としてどのような観点での透明性が必要なのかを訴えたい。

(PHOTO:Adobe Stock)

“粛々とこなす”職人ゆえの意識が事件を深刻化

著者
久保田幹也

合同会社字遊堂 代表社員。3級自動車ガソリン・エンジン整備士免許取得。整備士退職後にWebライターとして活動を開始し、現在はWeb・紙を問わずライティング全般を請け負う。「黙れ。座れ。書け。」の信念で、自走・自活できるクリエイター育成にも取り組んでいる。実は自動車よりバイクのほうが運転歴が長い。

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