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ジェイテクト、水素エンジン向け「高圧水素減圧弁」の開発に着手。水素を燃焼させて走行する「水素エンジン車」への貢献を目指す。

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ジェイテクト、水素エンジン向け「高圧水素減圧弁」の開発に着手。水素を燃焼させて走行する「水素エンジン車」への貢献を目指す。

ジェイテクトは、カーボンニュートラル達成に向けて注目を集める水素社会への貢献を目指し、化石燃料の代わりに水素をエンジンで燃焼させて走行する水素エンジン車における、「高圧水素減圧弁」の開発を推進している。「2035年オールジェイテクトによるカーボンニュートラル達成」を実現するための製品開発に注力しており、既に量産されている燃料電池自動車向けの製品に留まらず、水素エンジン車向けに製品開発の領域が拡大された。

開発背景

水素エンジン向け高圧水素減圧弁

ジェイテクトでは2002年より高圧水素事業に着手しており、これまで燃料電池自動車用「高圧水素供給バルブ」と「高圧水素減圧弁」を発表してきた。20年以上の技術開発及び2世代に亘る市販車への世界トップレベルの量産実績を通じて培ったジェイテクトの高圧水素製品の小型軽量・高信頼性といった強みを活かし、水素エンジン車向け高圧水素製品の開発に着手した。

製品の概要

水素エンジン車の概略 高圧水素供給バルブ及び高圧水素減圧弁の搭載箇所

ジェイテクトが手掛ける高圧水素用供給バルブ及び減圧弁は水素燃料電池自動車の高圧水素貯蔵システムに既に搭載されており、高圧水素システムの肝である基盤技術と言える。

■水素エンジン車向け高圧水素減圧弁:
・バルブから供給された高圧水素をエンジンで必要な圧力に調整(減圧)する製品。
・燃料電池自動車向け第2世代高圧水素減圧弁のコア技術を活かし、エンジンが必要とする圧力の水素を供給することができる。

今後の展望

カーボンニュートラル達成の一つの大きな手段である水素社会実現に向けて、モビリティ領域のみならず様々な産業領域で水素エンジンの普及に貢献するため、高圧水素製品の開発を推進していく。

著者
Motor Fan illustrated

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