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NTN、回転フリクションを最大64%低減した新型ハブベアリングを展示|人とくるまのテクノロジー展2024

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NTN、回転フリクションを最大64%低減した新型ハブベアリングを展示|人とくるまのテクノロジー展2024

NTNは、5月22日から24日にパシフィコ横浜で開催される自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2024」での展示内容を公開した。

展示概要

本年度のテーマは「『Nameraka』×『Solution』-ひと・くるま・社会の未来づくりに貢献する-」。e-Axle、ドライブライン(駆動領域)、制御領域の3つのゾーンに分け、新開発の「低フリクションハブベアリングV」など、多様なユーザーニーズに応える電気自動車(EV)関連商品を展示する。

e-Axleゾーンの主な展示品

EV・HEV用高速深溝玉軸受

保持器の材料変更による高強度化、ポケット部の形状を工夫し、遠心力による保持器の変形を最小化。グリース潤滑、およびオイル潤滑環境下で適用でき、オイル潤滑環境下におけるdmn値220万の高速回転対応を実現した。今後は量産納入の拡大を目指す。

ドライブラインゾーンの主な展示品

低フリクションハブベアリングIV

2023年に従来のシリーズ商品にさらなる改良を加えた製品。アウターシール、およびインナーシールに新開発の低トルクシール塗布グリースを採用。グリースの基油を低粘度化し、基油を半固体状に保持する増ちょう剤を微細化することで、基油の保持力を下げないまま増ちょう剤量の低減に成功し、グリースのさらなる低粘度化を実現。シール回転時のグリースによる抵抗を抑え、走行時における回転フリクションの低減を目指した。

低フリクションハブベアリングV

低フリクションハブベアリングV
低フリクションハブベアリングV

低フリクションハブベアリングIVの軸受内部に、新開発の低トルクグリースを採用。基油の低粘度化と増ちょう剤の微細化によるグリースの低粘度化を図りつつ、軸受回転時にボールにより掻き取られたグリースが軌道面に再流入しないようグリース硬さ(ちょう度)を最適化することで、従来品比(※1)最大64%の低フリクション化、約0.75%の電費改善(※2)、1回の給電における航続距離の3km延長(※3)を実現した。


※1:「低フリクションハブベアリング」シリーズの仕様を適用していない従来品
※2:ミディアムセグメント EV 車のカタログ値をベースに同社が算出
※3:一充電走行距離400kmの電気自動車(EV)で算出

リヤ用小型・軽量ドライブシャフト「Rシリーズ」

世界最小・最軽量のリヤ専用CVJ。リヤ用に必要な作動角や機能に限定した形状へ最適化し、肉厚を薄くした中空シャフトとコンパクトブーツを採用。必要な負荷容量を確保しながら、フロント用CVJとして世界最高水準の小型・軽量を実現していた従来品より30%軽量化、外輪外径を3~5%小型化を実現した。

制御領域ゾーンの主な展示品

自動車用転造ボールねじ

電動ブレーキシステムなど、EVの各種制御機構に用いる直動機構の紹介。ボールサイズを大径化することで、ナット全長や外径サイズを変更することなく高負荷容量を実現した。

次世代ステアリング用メカニカルクラッチユニット(MCU)

電磁クラッチとローラクラッチを組み合わせたコンパクトなステアバイワイヤ用クラッチ。ステアバイワイヤのメカ連結バックアップ機構として使用することで、万が一電気的な故障が発生した際、瞬時にタイヤとステアリングを機械的に締結、電気信号を介さずステアリング操作を可能にした。

【人とくるまのテクノロジー展 2024 YOKOHAMA】
期間:2024年5月22日(水)~ 5月24日(金)
開催時間:22日(水)・23日(木) 10時〜18時/24日(金) 9時〜16時
会場:パシフィコ横浜 展示ホール・ノース
入場料:無料(事前来場登録制)
出展場所:ブースNo.380

【人とくるまのテクノロジー展 2024 ONLINE STAGE 1】
期間:2024年5月15日(水)10時〜6月5日(水)17時
料金:無料(参加登録制)

人とくるまのテクノロジー展 2024 YOKOHAMA

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