メルセデス・ベンツ「メルセデスAMG GT53 4MATIC+」など7車種460台をリコール…火災に至るおそれ
メルセデス・ベンツ日本は、メルセデスAMG GT53 4MATIC+など7車種のエンジンルーム内にある48Vの電気装置に不具合があり、最悪の場合、火災に至るおそれがあるとして、2024年5月16日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2021年8月23日~2023年4月24日に輸入された460台。
今回リコールの対象となるのは、2021年8月23日~2023年4月24日に輸入された以下の7車種460台。
メルセデス・ベンツ E450 4MATIC / E450 4MATIC ステーションワゴン / メルセデスAMG E53 4MATIC+ / CLS450 4MATIC / メルセデスAMG CLS53 4MATIC+ / メルセデスAMG GT43 4MATIC+ / メルセデスAMG GT53 4MATIC+
不具合の箇所は、電気装置(48V配線)。エンジンルーム内にある48Vアース配線の製造時における組み付けが不適切なため、ナットが適切なトルクで締め付けられていないものがある。走行中の振動等により導通不良が発生し、警告灯が点灯するとともに増加した電気接触抵抗により発熱して、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。ドイツ本社からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のナットの締め付けトルクを点検する。緩みや溶損がある場合は損傷部分を新品に交換し、適切な締め付けトルクで固定する。
使用者にはダイレクトメールにて通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。