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ダイハツ「タント」など2車種約10.4万台をリコール…フロントスタビライザが折損するおそれ

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ダイハツ「タント」など2車種約10.4万台をリコール…フロントスタビライザが折損するおそれ

ダイハツ工業は、タントなど2車種のフロントスタビライザに不具合があり、走行中の捩じり力により折損するおそれがあるとして、5月23日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2019年年6月24日~2020年1月8日に製造された104,471台と、交換修理用部品として出荷したものの一部。

今回リコールの対象となるのは、以下の通り。

・2019年年6月24日~2020年1月8日に製造された、ダイハツ タント、スバル シフォンの2車種104,471台
・交換修理用部品として出荷し、修理等で組付けられた可能性がある車両が特定できた、2020年2月21日製造のダイハツ タント1台
・2019年8月29日〜2020年4月24日に交換修理用部品として出荷し、組付けられた車両が特定できない、ダイハツ タント用のスタビライザバーFR7個

不具合の箇所は、緩衝装置(フロントスタビライザ)。

フロントスタビライザの製造工程管理が不適切なため、パイプ内部に塗装前の化成液が多量に残留し、水素脆化により強度が低下しているものがある。そのままの状態で使用を続けると、走行中の捩じり力によって折損するおそれがある。

これまでに不具合が123件発生しているが、事故は起きていない。 市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のフロントスタビライザの識別ペイントを確認し、該当する生産工場製のものは良品と交換する。

使用者にはダイレクトメール等で通知するとともに、日整連発行の機関誌、各社ホームページにも掲載する。

リコール等情報|ダイハツ工業

リコール・改善対策・その他の情報|SUBARU

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