スバルの騒音低減に向けた研究が自動車技術会賞「浅原賞学術奨励賞」を受賞。次期フォレスター開発にも活用
スバルは、「第74回自動車技術会賞」において、同社技術者が騒音低減に向けた研究に対して「浅原賞学術奨励賞」を受賞したことを発表した。自動車技術会賞は自動車工学及び自動車技術の向上発展の奨励を目的として1951年に創設され、自動車技術会より、自動車技術における多大な貢献・功績を認められた個人に贈られる。
HEVやバッテリーEVなど電動車のモーター走行時においては、従来エンジン音に埋もれていたロードノイズやモーター音などの不快な騒音がより目立つようになる。本研究では、従来困難であった幅広い周波数帯の騒音低減に寄与する車体パネルの特定と車体骨格に関する要件定義の手法が構築された。なお、本研究の成果は既に次期フォレスターの開発にも活用されている。
受賞テーマ:
振動エネルギー伝搬分析に基づく車体骨格特性の要件化に向けた基礎検討
受賞者:
阿部 啓介(SUBARU/神奈川大学)