ポルシェ「911 GT3」など5車種297台をリコール…乗員が負傷するおそれ
ポルシェジャパンは、911 GT3など5車種のエアバッグ制御コンピューターに不具合があり、サイドエアバッグを必要としない前面衝突時などに誤って展開し、乗員が負傷するおそれがあるとして、2024年6月7日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2021年10月20日～2023年10月18日に輸入された297台。
今回リコールの対象となるのは、2021年10月20日～2023年10月18日に輸入されたポルシェ 911 GT3、911 Turbo、911 Carrera GTS、911 Dakar、911 GT3 RSの5車種297台。
不具合の箇所は、サイドエアバッグ（エアバッグ制御コンピューター）。左右フロントシートに装着したサイドエアバッグのエアバッグ制御コンピュータープログラムが不適切なため、エアバッグを必要としない前面衝突等で意図せず誤って展開し、乗員が負傷するおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。本国からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のエアバッグ制御コンピューターを対策プログラムに書き換える。
使用者にはダイレクトメール等にて通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。
