ポルシェ「911 GT3」など13車種1,281台をリコール…乗員保護性能を担保できないおそれ
ポルシェジャパンは、911 GT3など13車種の前面・後面ガラスに不具合があり、最悪の場合、車両衝突時にエアバッグの衝撃で前面ガラスが外れ、乗員保護性能を担保できないとして、2024年6月13日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2020年10月13日~2024年4月4日に輸入された1,281台。
今回リコールの対象となるのは、2020年10月13日~2024年4月4日に輸入された下記の13車種1,281台。
ポルシェ 911 Carrera / 911 Carrera 4 / 911 Carrera S / 911 Turbo S / 911 Turbo / 911 Carrera GTS / 911 Carrera T / 911 Carrera 4 GTS / 911 Carrera 4S / 911 GT3 / 911 Dakar / 911 Sport Classic / 911 GT3 RS
不具合の箇所は、前面および後面ガラス。製造時の洗浄工程が不適切なため接着が不十分なものがあり、接着面からの水の侵入や、走行中の風切り音が発生し、最悪の場合、車両衝突時にエアバッグの衝撃で前面ガラスが外れ、エアバッグによる乗員保護性能を担保できない。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。本国からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の前面・後面ガラスを点検し、異常がある場合は良品と交換する。
使用者にはダイレクトメールにて通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。