横浜ゴム、米国の過酷なヒルクライムレースに参戦、3年連続の総合優勝を目指す
横浜ゴムの米国のタイヤ販売会社であるYokohama Tire Corporation(ヨコハマタイヤコーポレーション)は、6月23日に米国・コロラド州で開催される「第102回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」の6クラスに参戦する15台以上にグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN(アドバン)」シリーズのウルトラハイパフォーマンスタイヤなどを供給する。
今年、横浜ゴムはHyundai(ヒョンデ)がサポートするチームから参戦する3台の電気自動車にタイヤを供給する。同チームから2022年、2023年に「ADVAN」を装着し2年連続優勝を果たしたRobin Shute(ロビン・シュート)選手も参戦し、同選手の駆る新型高性能電気自動車「Hyundai Ioniq 5 N TA Spec」はレーシングタイヤ「ADVAN A005(アドバン・エー・ゼロゼロゴ)」を装着する。また、タイムアタック1クラスでは同じく「ADVAN」を装着し2年連続で優勝しているDavid Donohue(デイビッド・ダナヒュー)選手など多数の有力選手に「ADVAN A005」およびウルトラハイパフォーマンスタイヤ「ADVAN Sport V107(アドバン・スポーツ・ブイ・イチマルナナ)」を供給する。
「パイクスピークGT4トロフィー by Yokohama」にはストリートスポーツタイヤ「ADVAN A052(アドバン・エー・ゼロゴーニ)」がワンメイク供給される。同クラスは昨年までポルシェGT4車両のワンメイクレース「ポルシェ パイクスピークトロフィー by Yokohama」として開催されていたが、今年から他メーカーのGT4車両も参戦可能となり、よりエキサイティングなレースが期待されている。
「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」は1916年から開催されている伝統あるヒルクライムレース。別名「雲へ向かうレース」と呼ばれ、標高2,862mのスタート地点から標高4,302mにあるゴールまでの約20kmのコースにて競われる。ヨコハマタイヤ装着車は2020年と2022年、2023年に総合優勝を果たしている。
横浜ゴムは2024年度から2026年度までの新中期経営計画「Yokohama Transformation 2026(YX2026)」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーロク)のタイヤ消費財戦略において高付加価値品比率の最大化を掲げ、グローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」、「ウィンタータイヤ」、そして18インチ以上のタイヤの拡販に取り組んでいる。その中で、モータースポーツ活動を「ADVAN」「GEOLANDAR」のブランド価値向上の場と位置付け、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまでグローバルでの多岐にわたるモータースポーツ競技に参戦している。