アミスタ、EV対応の防火ブランケットを日本導入。1800~2000度の耐熱性
Honjo stateは6月18日、ボイラーや熱交換器等の設備事業を展開するアミスタが韓国のHUERTEM社と提携し、電気自動車(EV)対応の防火ブランケットの日本への導入を決定したと発表。Honjo stateは、アミスタと日本での代理店契約を締結し、同製品の販売を開始した。
HUERTEM社の防火ブランケットは、韓国国内の特許技術「HighSlica特殊防炎コーティング」により約1800~2000度の燃焼温度にも耐えられる。韓国政府機関を含め、数多くの導入実績があり、韓国国内消防署、サムスン、ヒョンデ、テスラなどの大手民間企業に既に導入されており、韓国国内では約7割のシェアを持つ。
EVの火災の場合、最高温度は1200~1600度まで上昇すると言われており、同社の防火ブランケットを使用することで、消火、有毒ガスの噴出防止、炎と煙を抑制し2次災害を防止する。高速道路やトンネル内などの水の供給が難しいエリアであっても消火ができるようになるという。
製品重量は約25kg、厚さは約0.5mm。製品サイズは、6×9m(54平方メートル相当)でSUV車両サイズに利用できる。素材は、ガラス繊維とHighSlica特殊防炎コーティング。防御可能温度は、1000~2000度で、シルバー部分が1200~1500度、ブルー部分が1800~2000度。約30回程度繰り返し利用できる。
※オーストラリア海事安全局の輸送ガイドラインより