三菱「MINICAB-MiEV」など2車種754台をリコール…保安基準不適合
三菱自動車工業は、MINICAB-MiEVなど2車種の衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)に不具合があり、FCM OFF表示灯が継続して点灯せず、保安基準に適合しないとして、2024年6月20日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2023年12月26日~2024年3月13日に製造された754台。
今回リコールの対象となるのは、2023年12月26日~2024年3月13日に製造された三菱 MINICAB-MiEV、日産 クリッパーの2車種754台。
不具合の箇所は、制動装置(衝突被害軽減ブレーキシステム)。
衝突被害軽減ブレーキシステムにおいて、フロントレーダーECUの制御プログラムが不適切なため、炎天下の駐車等でフロントカメラの温度が上昇しFCMが一時停止した場合、FCM停止状態を示すFCM OFF表示灯の点灯とFCM作動表示灯の点滅がともに数秒で消灯する。結果、FCM OFF表示灯が継続して点灯せず、保安基準第12条に定める制動装置の基準に適合しない。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。社内情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のフロントレーダーECUの制御プログラムを対策仕様に書き換える。
使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。