いすゞ「エルフ」など3車種約2.6万台をリコール…走行安定性が損なわれるおそれ
いすゞ自動車は、エルフなど3車種のサスペンションクロスメンバに不具合があり、最悪の場合、走行安定性が損なわれるおそれがあるとして、2024年6月27日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2018年11月7日~2022年12月6日に製造された2万6,650台。
今回リコールの対象となるのは、2018年11月7日~2022年12月6日に製造されたいすゞ エルフ、日産 アトラス、マツダ タイタンの3車種2万6,650台。
不具合の箇所は、緩衝装置(サスペンションクロスメンバ)。
前輪緩衝装置のサスペンションクロスメンバの耐久性が不足しているため、フロントリーフスプリングのアッパーマウントラバーの取付部に亀裂が生じることがある。そのまま使用を続けると取付部が破損して車両が傾き、最悪の場合、走行安定性が損なわれるおそれがある。
これまでに不具合が112件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のサスペンションクロスメンバを点検し、亀裂があるものは対策品に交換、ないものは補強版を追加してアッパーマウントラバーを対策品に交換する。
使用者にはダイレクトメールまたは直接訪問等で通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。