BMW「X1 xDrive20i」など22車種6,865台をリコール…エンジン停止後、始動不能のおそれ
ビー・エム・ダブリュー(BMW)は、X1 xDrive20iなど22車種の統合ブレーキユニットに不具合があり、ブレーキ倍力機能が作動せず、エンジン停止後に始動不能になるとして、2024年6月26日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年6月20日~2023年9月5日に製造された6,865台。
今回リコールの対象となるのは、2022年6月20日~2023年9月5日に製造された以下の22車種6,865台。
BMW 218d Active Tourer / 218i Active Tourer / 523i / 740d xDrive / 740i / i5 M60 xDrive / i7 eDrive50 / i7 M70 xDrive / i7 xDrive60 / iX1 xDrive30 / X1 xDrive20d / X1 xDrive20i / X5 M60i xDrive / X5 xDrive 35d / X5 xDrive 50e / X5M Competition / X6 M60i xDrive / X6 xDrive35d / X6M Competition / X7 M60i xDrive / X7 xDrive40d / XM
不具合の箇所は、制動装置(統合ブレーキユニット)。
統合ブレーキユニットの製造管理が不適切なため、モーターセンサーの回路基板に異物が付着したものがあり、電気的接触不良が発生してブレーキ警告灯の点灯とチェックコントロールメッセージが表示され、ブレーキ倍力機能が作動せず、ブレーキ操作時に通常より強い踏力が必要な場合がある。そのままの状態でエンジンを停止すると、始動不能となる。
これまでに不具合が79件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の統合ブレーキユニットを対策品に交換する。
使用者にはダイレクトメール等で通知、または車両に直接インカーコミュケーションメッセージを送信し、自社ホームページにも掲載する。