横浜ゴム「Y-103」62本をリコール…エアー漏れに至り、走行不能になるおそれ
横浜ゴムは、建設車両3種用タイヤ「Y-103」のビード部にナイロンコードが露出しているものがあり、最悪の場合、走行不能になるおそれがあるとして、2024年7月2日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年7月1日~2024年3月30日に製造された62本。
不具合の箇所は、ビード部。製造時の作業が不適切なため、タイヤのビード部にナイロンコードが露出しているものがある。コードが空気の抜け道となりエアー漏れに至り、最悪の場合、走行不能になるおそれがある。
これまでに不具合が13件発生しているが、事故は起きていない。ユーザーからタイヤリム組み後にタイヤ空気圧低下の連絡を受け発覚、リコールを届け出た。改善措置として、タイヤサイド部のタイヤサイズ、パターン、製造国、タイヤタイプ、製造年周コードを確認し、対象の場合は良品と交換する。
使用者には直接訪問、電話等で連絡し、販売店には電話、メール、紙媒体で情報を展開するほか、自社ホームページにも掲載する。