アストンマーティン、DBXなど2車種718台をリコール…走行中にエンジンが停止し、再始動不能のおそれ
アストンマーティンジャパンは、DBXなど2車種の12Vバッテリーヒューズボックスの電源線固定用ナットに不具合があり、最悪の場合、走行中にエンジンが停止し、再始動できないおそれがあるとして、2024年7月8日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2020年5月7日~2023年9月22日に輸入された718台。
今回リコールの対象となるのは、2020年5月7日~2023年9月22日に輸入されたDBX、DBX707の2車種718台。
不具合の箇所は、12Vバッテリーヒューズボックスの電源線固定用ナット。
12Vバッテリーヒューズボックスの電源線を固定している3カ所の六角鋸歯状フランジナットにおいて、製造工程での締め付けトルクが不足しており、使用過程で緩むことがある。ナットが緩むことで車両の供給電力が損なわれ、最悪の場合、走行中にエンジンが停止し、再始動できないおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。本国からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、該当する全車両の固定用六角鋸歯状フランジナットを、対策品の平ナット・平ワッシャー・スプリングワッシャーへ交換し、トルクを12Nmで締め付ける。発熱によりヒューズボックスが損傷している場合は交換する。
使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。