三菱「アウトランダーPHEV」など2車種約3.5万台をリコール…保安基準不適合
三菱自動車工業は、アウトランダーPHEVなど2車種のコンビネーションメーターに不具合があり、保安基準第22条の3(座席ベルト等)に適合しないとして、2024年7月18日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2021年12月10日~2024年5月30日に製造された3万5,923台。
今回リコールの対象となるのは、2021年12月10日~2024年5月30日に製造されたアウトランダーPHEV、トライトンの2車種3万5,923台。
不具合の箇所は、電気装置(コンビネーションメーター)。
コンビネーションメーターの制御プログラムが不適切なため、車両起動時またはエンジン始動時に、後席用シートベルトの非着用を知らせる警告表示時間が法規で定められた時間を満たさない場合があり、保安基準第22条の3(座席ベルト等)に適合しない。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。社内情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のメーターECUの制御プログラムを対策仕様に書き換えるか、コンビネーションメーターを対策品と交換する。ユーザーには、対策によりシートベルト警告の表示時間と警告灯の点灯条件が変わることを説明し、車内保管用の説明シートを配布する。
使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。